石を売る

無能オヤジの無能ブログです

ニートオヤジと娘の話

 ちょっとあいだがあいてしまいました。ここまで「ブラック企業に勤めていた頃の思い出」を続けてきましたが、ここで一息入れて日常生活の話。

 

 わたしには妻、息子、娘がいて同居していますが、普段家族と話をすることがほとんどありません。妻、息子、娘はとても仲が良くて家にいるときはいつもリビングで一緒にいます。わたしは食事をする「瞬間」は一緒にいることが多いですが、ほとんど数分、長くとも十数分ぐらいで食事を終え、自分の部屋に引きこもります。

 世の中にたぶん大勢いるニートや引きこもりの子はこんなかんじでしょう。わたしはニートオヤジですね、そうすると(苦笑) ただ自分もそのほうがいいし、他の家族もそのほうがいいので、別段なにも問題はないんですね。お互いに仲が悪いということでもなく、要するにわたしは「空気」、というよりーー「空気」は必要なものなのでーー「路傍の石」と言うべきでしょうか。

 世間にありがちな教育論や家族論からするとこういうのは非常にまずいパターンでしょうが、わたしからするとそういうのは「うざい」だけです。自分では少なくともDVオヤジよりはましだと思っています。

 にもかかわらず、とくに中学生の娘はわたしをうざがっているふしがうかがえ、たぶん早くいなくなればいいと思っているんじゃないでしょうか。父親としてふがいなさ過ぎるから目障りなのかもしれませんが、しかしまったく没交渉なので存在そのものが目障りということなのでしょう。ただ世間でよく言われるような「父親らしい」ふるまい、たとえば「勉強を教える」とか「一緒に出かける(買い物やレジャー)」とか「学校の話をする」とかはやればやるほど「うざっ」になるのは目に見えている(そんなにやってたわけではありませんが)ので差し控えております。

 他方、息子はひょうひょうとしていて何にも気にしていないようなのですが。

 

 おそらく一生心が打ち解けるというようなことはないと思いますし、わたしは別段それでいいと思っているのですが、もし娘がこの先なんか落ち込むようなことがあって、「みんなお父さんのせい!」とか罵倒されたりしたら、ものすごく心外というか、たしかに裕福な生活ができないのはわたしのせいかもしれないが、できうるかぎりのことをしているつもりなので、それは八つ当たりもいいところだと本当は言いたいのですが、結局すべて責任を負わされる予感がすごくします。

 まあいいですけど。